退院しました(^^) [健康]
先月22日に日大病院に緊急搬送搬送されてから16日たった8月6日に無事に退院することが出来ました。
病院からiPhoneでアップし多くのniceやコメントを頂いたのですが、3G回線と病院と言う事もありご返事も出来ずに申し訳ありませんでしたm(__)m
さて、今回の急性心筋梗塞を起こした時から退院までを、今回のレポでお話しますが、時間があればゆっくり読んで心筋梗塞などに注意をしていただければと思います。
と言うのも心筋梗塞など血管にまつわる病気はこの時期発生しやすいのと、その要因は様々あり多くの人に気を付けて貰いたいとの所から今回レポさせて貰います。
まず心筋梗塞とはどんな病気かと言うと、心臓には冠動脈と言う血管が3本走いていて、その3本が心臓の筋肉(心筋)に栄養を送り心臓を動かしています。
その血管が血管内のプラークや血栓が発生し何かの原因で3本の冠状動脈のどれかに詰まるのが心筋梗塞になり、その冠状動脈が詰まるとその先に血液を送ることが出来なく、心筋にダメージ(心筋に血液が流れないと心筋が壊死してしまいます)をあたえると言うとても怖い病気です。
その発生する要因は様々で食後の血糖値上昇や、血圧、コレステロール、水分補給、塩分摂取など様々な要因があります。
最近ではサッカーの松田選手が急性心筋梗塞で亡くなったとか、天海祐希さんも無自覚の心筋梗塞だったりと若い人でも発症する病気です。
この心筋梗塞ですが発生してからどれだけ早く手当をするかによって心臓に対するダメージが大きく変わり、僕の場合は朝9時前に発生し、10時過ぎにはカテーテルで治療を受けると言う日大板橋病院の医者もこれだけの早さで治療出来るのは滅多に無いと言うぐらい早い治療でした。
さて心筋梗塞の症状の多くは急に胸が締め付けられる様な痛みに襲われるのが一般的なのですが、僕の場合は駅まで歩いているときに、胸が息苦しくなり、肩が重くなったのが症状で、家に戻ると動かないのに全身から床に汗が垂れるほどの冷や汗と目眩が現れ、自分で脈拍を測るために手首をさわるのですが、脈が凄く弱く感じる事が出来なくなり、これはとてもまずい事と思い、救急車を呼びました。
ここでラッキーだったのが救急車の出動は家から500mしか離れていない消防署の出張所で119番通報から5分で到着したのと、119番で消防署の隊員と話しているときに全身の汗と肩の違和感、目眩などを伝えた事で心臓の異常との判断があったみたいで、救急隊員が到着後心電図と血中酸素量を計り、CCUに運ぶ事を早急に決めてくれたことが最良の判断になりました。
ここでICUと言う言葉は良く聞くと思うのですがこれは、Intensive Care Unitと言う集中治療室ですが、CCUとはcoronary care unitと言い、狭心症や心筋梗塞、心不全などの心臓血管系の重病患者を対象とする集中治療室で大学病院などの大きな病院しか無いのと、CCUが満床だとたらい回しになるのですが、救急隊員からの最初の連絡で日大板橋病院で受け入れられるとのことで、多くのラッキーが重なった事が良かったと思われます。
この日大板橋病院ですが、最初ここに運ぶと救急隊員に言われたときに、え?と思ったのですが、何故かと言うと僕の両親は既に他界していて、親父は癌で大学病院から最後に家に戻り、最後に運ばれたのが日大板橋病院で、お袋も色んな病院にかかっていたのですが、やはり最後に運ばれたのが日大板橋病院だったからですが、今思えば両親が亡くなった病院で最短の治療を受けられたのは両親から生きろと言われたのだと思います。
そして僕が日大板橋病院に搬送され、心電図を確認するとST-T波異常が認められ心筋梗塞と診断されます。
このST-T波の異常は心筋梗塞などの発生条件になるので、少しでも異常かな?と思うと心電図は異常ですとの報告をするみたいですが、ST波が上がってくると心筋梗塞の可能性が高くなるので、健康診断でこの波形の異常が認められたら心臓を専門の医療機関でチェックするのが良いかと思います。
チェックして異常がなければそれで安心です。
その他、心電図では右脚ブロックや左脚ブロックなどもあり、右脚ブロックなどは心不全などの要因にもなるのでやはり専門機関でも診断をお薦めします。
僕の場合は病院に運ばれて発生1時間後には心筋梗塞と診断後、その場で全ての服を脱がされて緊急カテーテル手術のために、尿道カテーテルを挿入されますが、これが痛いの何のって、その後管で尿は出るのですが、尿道炎や膀胱炎みたいな感じが続きます。
そしてカテーテル手術になるのですが、これは緊急の場合足の付け根から動脈を通して心臓まで管を通し、閉塞した血管をバルーンと言われる治療方法で血管を広げ、そして再閉塞しないようにステントと言われる金属を血管内に留置するという治療を行います。
この足の付け根からカテーテルを行うのですが、局所麻酔(殆ど効かない)をされて、その動脈にボールペンほどの太いステンレスの管を差し込み、そこからカテーテルを入れるのですが、麻酔も殆ど効かない状態で体に管を差し込まれるのは兎に角痛いのです(^^ゞ
そして治療が終わり、CCUに3日間いるのですが、動脈から管を入れたので止血が難しいので18時間足を動かせない状態が続き、一段落して4日目に一般病棟に移ります。
その後、治療方針が示されるのですが僕の心臓は今回閉塞した右冠状動脈が一番太くて、残り2本は少し細いとの事で、入院中に再度カテーテルを行うとの事です。
そのカテーテルは8月4日(月)に行われ、その前の心筋シンチと言う検査で一本の血管にステントを入れた方が良いとの事でカテーテルを行いましたが、この時は足では無く左手の動脈と静脈の2本の血管からカテーテルを行い、無事に治療完了となりました。
この手からのカテーテルですが手の脈を測る所には動脈があり、そこに管を入れて治療するのですが、検査治療時間が2時間以上かかるので、やはり尿道カテーテルをお気に入りの看護師さんにされ、いざと言うときに足の動脈からカテーテルを出来る様に剃毛されると言う恥ずかしい状態になります(笑)
そんな入院生活でしたが、8月6日に退院となり、朝起きると看護師さんが退院の案内を持ってきてくれます。
そして二週間弱いたベッドですがパジャマから普段着に着替えて退院の時間を待ちます。
僕の入院した部屋は3人部屋でラッキーな事に今年の4月から差額ベッド代が5000円→0円になっていました(^^)
そして部屋の案内ですがma2ma2のマツがカタカナで判りますね(笑)
そんな入院生活でしたが僕が入院したのは高校生の頃に盲腸で5日間と、バイクで100kmのスピードでガードレールに突っ込んで、結局打撲だけで1日入院した以外初めての長期入院でした。
ここで人間馴れると怖いのは、最初美味しくなかった入院食が途中から美味しくなるのは不思議でした(笑)
皆さんも何か異常を感じたら迷わずに病院に行ってチェックをすることが良いと思います。
次回(来週)からはまた普通のブログに戻りますので、よろしくお願いします(^_^)