成田空港 さくらの丘通信2 [Aircraft]
前回に続き、同じ場所から離陸する飛行機を紹介します。
最初の飛行機はAmerican Airlines,Inc. (アメリカン航空)でレターコードはAA/AAL
アメリカン航空はアメリカの大手航空会社で毎日4,000便を超えるフライトを運行している。
設立は1926年でリンドバーグが4月15日にシカゴ~セントルイスまで郵便物を載せて飛んだのが始まりと言われている。
設立当時はAmerican Airwaysと言う名前だったが、その後American Airlinesに名前をかえて現在に至っている。
離陸してきたのは機体番号N793ANでBoeing777-200(223)ER
さて機種名の後ろに-200や-300は同じ機種のシリーズが違うもので、違いは機体の大きさやスペックなのだが、飛行機の紹介でBoeing777-223とか出てくる事がある。
Boeingの場合だが、これはダッシュの後ろ1桁はシリーズ番号で200とか300とかの頭1文字をとっており、残り2桁が航空会社の識別になる。
23はAmerican Airlines 43はAlitalia Airlineで46はJAL、81はANAとなっている。ここで面白いのはJALは46と紹介したが、89もJALになっている。これは、JASに割り当てられた番号で合併後、旧JAS機材がJALとなっているからだ。
ちょうどランディングギアを格納したところ。
次に離陸してきたのがANA Boeing777-300(381)ERでJA732A
離陸重量が重いのか、結構低空で離陸してきた。
こちらはランディングギアを格納している最中。
ANAを今更紹介してもと思うのだが、簡単に紹介します(^^ゞ
レターコードはNH/ANAでNHはANAの前身の日本ヘリコプターのNHをそのまま使用している。
創立は1958年で日本ヘリコプターと極東航空が合併して全日本空輸(全日空:All Nippon Airways)が発足した。
1985年に45・47体制が廃止されると1986年3月3日、成田~グアム間に念願の国際線定期便を開設し一気に国際線ネットワークを作った。
1999年には日本の航空会社では初のアライアンスに加盟し、スターアライアンスの一員となり現在に至っている。
次に離陸してきたのはJAL Boeing777-300(346)ERでJA731J
偶然だが、一つ前はJA732AでこちらはJA731J最後の航空会社割り当てを除くと連番だ(^^)
こちらは空のエコでJALエコジェット!ANAのエコボンもそうだがエコを木々の緑で表しているのかカラーがグリーンになっている。
ちなみに、日本航空のレターコードはJL/JALで創立は1951年で、ノースウエストへ運行委託を行い国内線の運行を開始した。
翌年には自社運行を開始し国策の為に半官半民の特殊法人として日本航空株式会社法のもとに発展した。45・47崩壊で1986年から国内ローカル線に進出した。
2001年にはJAS(日本エアシステム:旧東亜国内航空)と合併し、2007年に世界2番目のアライアンスのOneWorldに加盟した。
その後、2010年には経営破綻によって会社更生法の適用を受け、産業再生支援機構の支援を受け現在に至る。
次に離陸してきたのはスカンジナビア航空(Scandinavian Airlines System:SAS)でAirbus340-313X LN-RKGだ。
さて、ここで複雑なのはダッシュ番号!Boeingの場合は航空会社(カストマー番号)ですがAirbusの場合はチョット違います。
Airbus340-313Xの場合はダッシュ後の1桁目はシリーズ番号で次がエンジンメーカ、そして最後がエンジンの種類となっているらしい。
0or1:ゼネラル エレクトリック 2:CFM インターナショナル 2or3:プラット アンド ホイットニー 4:ロールスロイス 6:エンジン アライアンス
と言う事で、A340-313XはAirbus340の300シリーズでエンジンはGEとなるのだがエンジン種類や、Xは何だ? よく判らない(^^ゞ
誰か判ったら教えて下さいm(__)m
スカンジナビア航空のレターコードはSK/SASで、スエーデン、ノルウェー、デンマークの3ヶ国が運営している航空会社で1946年に設立された。
日本への就航は1951年で南周りで羽田まで就航した。現在は成田からコペンハーゲンまで就航しており、スターアライアンスの創立メンバーでANAともコードシェアを行っている。
コペンハーゲンまで15時間近くの飛行時間、いってらっしゃ~い!